まさに自由を描く!

『イージー・ライダー』

1969年のアメリカ映画。デニス・ホッパー監督作品。アカデミー賞助演男優賞、脚本賞を受賞したアメリカン・ニューシネマの代表作。

麻薬の密輸で大金を得た2人組の男が謝肉祭を目指してニューオリンズにバイクで自由に旅をしていくが、保守的なアメリカ人に撃たれてしまうっていう話。

『俺たちに明日はない』には拒否感が出たけど、こっちは面白かった!

いわゆる映画の文法的なものからかなり外れた編集してるよね。
なんだ、こりゃ?って感じだったよ。
場面の切り替えのところとかつなぎの場面をタン・タン・タン・タン・ターンのリズムで交互に出して変えたりとか初めてみるやり方だったし。

特に謝肉祭で娼婦と一緒にLSDでラリってる映像は凄かった。ぐにゃ~ってなってて。エヴァのアスカのトラウマのシーンみたいになってた!(分かりにくいですか?)
何か監督自身が解説入れてたけど「キリストが」とか「炎が」とか、申し訳ないがオレには理解できなかった。
ただただインパクトが強い。うん、普通に観るならあんまり理屈は考えなくて良いと思う。

物語性はかなり希薄な仕様。
ちょっとしたエピソードを入れて、旅の映像入れてっていう構成になってるから、とにかくバイクに乗ってるだけの時間が長い!
ロックにのって走るバイクがカッコイイんだよね。
生まれてこの方バイクに乗りたいなんて思ったこともなかったけど、初めてカッコイイなぁと思ったよ。


結局ビリーとキャプテン・アメリカが何者でどういう人生を歩んできたのかも何もわからないまま物語は終わっちゃう。
彼らは“ビリー”や“キャプテン・アメリカ”である前に“自由”なんだと思うんだよね。
これまた分かりにくくさせるだけかもしれないけど、さそうあきらのマンガ『神童』でうたが“音楽”を具現化したキャラだったように。


ビリーを演じたデニス・ホッパーが描きたかったのは物語よりも自由だったんだと思う。

保守派によって自由が文字通り打ち砕かれるラストを迎えるこの映画がヒットしたってことは、当時のアメリカを象徴していたんだろうね。
生まれる20年くらい昔の出来事で想像できないけどベトナム戦争の影響は大きかったんだなぁ。

今売れてるアメリカ映画を観ると、アメリカもまた変わったんだねぇ。


ちなみに劇中出てくるマリファナはホンモノを使用していたという衝撃の事実。犯罪…なんだよね?

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by dentaku_no_uta | 2008-03-17 23:34 | 映画