第七女子会彷徨 第七話・第八話

コミックリュウ掲載のショートコミック『第七女子会彷徨』第4話~第6話について以前も書いてみたが、続いて7話、8話についても書きやす。

【7】時空探査機ーDeep diver-
人型時空探査機“KG86”を経由して同じく探査機“フォトン77”が未来からやってきた。送信機の事故で3分後にネコが一匹、転送機を通ってこの時間軸にやってくる。生体を時空転送するとまったく別のモノに再構築されてしまうが、このネコと思われる謎の生物により街が破壊される事件が起きることになっている。“フォトン77”の目的は受信直後にネコを追放すること。しかし、もともと困難であったこともあり失敗。“フォトン77”は金やんと遊びに来ていて近くにいた高木さんに助けを求めるがー(16P)

【8】友達選定ーWander7-
全国的にほぼ全ての高校で、入学と同時に友達が一人組み与えられる制度がある。「友達」という項目が成績表にもあり、社会に出る際に重要な判断基準にもなる。金やんと高木さんも、筆記アンケートにより振り当てられた“友達”だった。
今日は、“友達”の面接試験ー(12P)


7話は1月号掲載、8話は現在発売中の3月号掲載。

時空探査機はSF濃度がかなり強い作品となっている。一応タイムパラドックスものでもあるし、なにより人型探査機の描写や台詞回しにSF小説っぽい雰囲気が出ている。今までで最長の16ページのボリュームも含めて読み応えのある作品だった。
金やんと高木さんはいつも通りだけど。

8話はお気に入り。「デジタル天国」と同じくどこか殺伐とした世界観のちょっとした良い話。奇行の多い高木さんをフォローする金やん。面接の担当の先生が「高木さんに不満はないのか?」と質問するところで、回想に入る。
「友達」制度自体に疑問をもつ金やんは高木さんに心を開くことが出来ない。そして最初から奇行連発の高木さん。仲良し二人組の出会いが描かれる。
面接試験で、金やんが何と答えたかは直接は描かれないが、最後のコマのセリフで予想は出来る。
作品名の由来も多分この話にあるのだろう。金やんと高木さんが「友達」に振り当てられた時の番号が7番→「“第七”女子会」と。いや、まぁ元々は『第七官界彷徨』って小説から着てるんだろうけど。

相も変わらずの、何か酷いガールズトークが魅力的ですな。

前、石黒正数と作風が近いと書いてみたが、どうやらホントに石黒先生のアシスタントらしい(『それでも町は廻っている』4巻5巻のあとがきより)。
同じく石黒先生のアシスタントであり、ウルトラジャンプで「シュメール星人」を連載中のツナミノユウ先生ともども良い味を出している。

つばな・ツナミノユウ両先生ともオチのつけ方が上手いのだ。やはりアシスタントをしていると影響が出たりするものなのだろうか。

[PR]

by dentaku_no_uta | 2009-01-24 21:26 | マンガ